成 分
源 泉 名 兵庫県津名郡一宮町新村字餅焼687−2
泉 質 名 単純低温泉
低張性、弱アルカリ性、低温泉
泉 温 28.0C (気温22.0C)
温泉の成分
(1)性状 無色、燈名、無味、無臭
(2)水素イオン濃度(pH) 7.83
(3)密度(20度C/4度C) 0.99757
(4)蒸発残留物 0.276 g/s
(5)ラドン含有量(Rn) 15. ×10Ci/s
4.0 マッヘ
(6)試料1s中の成分、分量および組成
ア 陽イオン
成 分 | ミリグラム(r) | ミリバル(mval) | ミリバル%(mbal%) |
ナトリウムイオン (Na+) | 104.00 | 4.54 | 89.2 |
カリウムイオン(K+) | 0.91 | 0.02 | 0.45 |
マグネシウムイオン(Mg2+) | 1.43 | 0.12 | 2.32 |
カルシウムイオン (Ca2+) | 7.95 | 0.40 | 7.81 |
鉄イオン(Fe2+) | 0.36 | 0.01 | 0.26 |
計 | 115.00 | 5.09 | 100.00 |
イ 陰イオン
成 分 | ミリグラム(r) | ミリバル(mval) | ミリバル%(mbal%) |
フッ素イオン (F-) | 7.60 | 0.40 | 8.06 |
塩素イオン (Cl-) | 14.10 | 0.40 | 8.04 |
硫酸イオン (SO42-) | 1.97 | 0.04 | 0.83 |
炭酸イオン (CO32-) | 0.67 | 0.02 | 0.44 |
炭酸水素イオン (HCO3-) | 250.00 | 4.10 | 82.60 |
計 | 274.00 | 4.96 | 100.00 |
ウ 遊離成分
非解離性分
成 分 | ミリグラム | ミリモル |
メタケイ酸 (H2SiO3) | 67.6 | 0.84 |
計 | 67.6 | 0.84 |
溶存物質(ガス性のものを除く) 0.457 g/s
溶存ガス成分
成 分 | ミリグラム | ミリモル |
遊離二酸化炭素 (CO2) | 5.93 | 0.14 |
計 | 5.93 | 0.14 |
成 分 総 計 0.453 g/s
その他の微量成分
リチュウム 0.05 r/s 以下
ストロンチウム 0.1 r/s 以下
マンガン 0.02 r/s 以下
総砒素 0.005 r/s 以下
総水銀 0.0005 r/s 以下
銅 0.01 r/s 以下
鉛 0.05 r/s 以下
バリウム 0.1 r/s 以下
カドミウム 0.001 r/s 以下
臭素 0.06 r/s 以下
アルミニウム 0.01 r/s 以下
メタホウ酸 0.1 r/s 以下
5 分析年月日 平成 3 年10月15日
6 分 析 者 兵庫県立衛生研究所
U 浴用の適応症、禁忌症及び注意事項
1 一般適応症
神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、
慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、
2 一般禁忌症
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病
呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患
妊娠中(特に初期と末期)
3 浴用上の注意事項
(1) 温泉療法を始める場合は、最初の数日の入浴回数を一日当たり一回程度とす
ること。その後は一日当たり二回ないし三回までとすること。
(2) 温泉療養のための必要期間は、おおむね二ないし三週間を適当とすること。
(3) 温泉療養開始後おおむね三日ないし一週間前後に湯あたり(湯さわりまたは
浴場反応)が現れることがある。「湯あたり」の間は、入浴回数を減じまた
は入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。
以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。
ア 入浴時間は、入浴温度によって異なるが、はじめは3分ないし10分程度とし、
慣れるにしたがって延長してもよい。
イ 入浴中は、一般に安静を守る。
ウ 入浴後は体に付着した温泉の成分を洗い流さない(湯ただれをおこしやすい人は、
逆に浴後真水で体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい)。
エ 入浴後は湯冷めに注意して、一定時間の安静を守る。
オ 次の疾患については、原則として高温浴(42度C以上)を禁忌とする。
@高度の動脈硬化症 A高血圧症 B心臓病
カ 熱い温泉に急に入ると目まい等を起こすことがあるので、十分注意をする。
キ 食事の食前・直後の入浴は避けることが望ましい。
ク 飲酒しての入浴は特に注意する。
決定年月日 平成 9 年 3 月28日
決 定 者 兵 庫 県
兵庫県津名郡一宮町郡家621番地
くにうみ温泉株式会社